西日本を襲った今回の大寒波は、菊舎の里にも多くの被害を残し去っていきました。
水道本管の断水を始め、各家の水道管や蛇口などを破裂させました。閉店休業状態
だった私も、自分が水道屋さんだったことを思い出させるくらいジャンジャン電話
がかかってきました。最近は俳句やお茶を習うことに夢中になっていたので、水道
の配管材料もほとんど在庫が無く、水道修理の電話にも何件かは御断りをするしか
ありませんでした。材料を手に入れるため近くのホームセンターに出向いても全て
売りきれ状態でした。わが家も三か所水道管が破裂いたしました。
これが毎年だったら大変ですが、何十年に一度の寒波ということで致し方ないこと
だと思いました。いつもテレビのニュースで北国の大雪の大変さを見るだけでした
が、今回の寒波で西日本の人達も北国の大変さがよくわかったのではないでしょう
か。雪の量では、大きな雪だるまを作って喜んでいる孫たちの画像を見ると、わが
家の周辺よりも息子ファミリーが住む大宰府の方が多く積もっていたようです。
今回は菊舎の里も久しぶりに雪につつまれました。昨年閉校になった旧田耕小学校
も真っ白な雪に覆われました。早咲きの梅と真綿のような雪に囲まれた菊舎の碑。
いい写真を撮ることができました。中山神社も静謐な雪の中にひっそりとたたずん
でおりました。もう一二回は寒気もやってくるでしょうが、少しずつ春に向かって
私も歩き始めることにいたしましょう・・・右手に抹茶茶碗、左手に歳時記、背中
には水道の配管材料を背負って。山頭火ふうに言えば、「うしろすがたのくずれて
ゆくか」・・・合掌!
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