8月6日、菊舎の里の訪問を終えたクラウリーさんを案内して、大分市へ向かい
ました。日本文理大学のキャンパス内にあるキャラハン邸を見学するためです。
キャラハン邸は、1880年(明治13年)にアメリカの宣教師ウイリアム・キャラ
ハンの指導のもと、日本の大工さんたちによって大分県中津市内に建てられた宣教
師の館です。その後様々な歴史を経て、1993年(平成5年)に現在の日本文理大学
内に移築されました。この建物は全国に現存する宣教師館の中でも最も古い部類に
入るものだそうです。
キャラハンは中津で宣教師活動をしただけでなく、四国や神戸など多くの地で布
教活動をしました。そのキャラハンがアメリカのエモリー大学出身ということで、
クラウリーさんの来日のもう一つの目的は、「キャラハンの足跡を訪ねる」です。
未だに続く「暑いぞ日本、コノヤロー!」という天気の中、クラウリーさんと家
内と私の三人で日本文理大学を訪れました。大学には事前にお知らせしていたので
三人の職員に迎えられ、キャラハン邸の中を丁寧に案内していただきました。
大学内は丁度オープンキャンパスが開催されていて、多くの見学者でキャンパス
内はにぎやかでした。私たちが下関から来たということで、山口出身の学生や職員
まで紹介されました。学生は山口市出身、職員の方は下関市小月出身ということで
した。
その日の夜は別府に宿を取ったのですが、丁度別府湾で花火大会が開催されてい
て、クラウリーさんにも花火を見せることが出来、良い一日を終えることが出来ま
した。次の日の午前中は血の池地獄と海地獄を見物し、クラウリーさんはその日は
中津に泊まるということなので、中津市内まで彼女を送り、三人で昼食を摂り、宿
の前でクラウリーさんとお別れをしました。(下に写真あります。)
追伸 「キャラハン邸物語」という本が出版されていますので、興味のある方は
インターネットで調べてみてください。
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