長門市で開催された第46回長門俳句大会に出席して来ました。
私は前もって投稿しておいた投稿句の部門で特選を受賞し、その表彰式に出席
するためにやってきました。家内は投稿句の部門では入賞しなかったので、当
日に発表される席題で作る当日句に挑戦するために一緒に参加しました。
当日句の席題は「波」でした。「波」は季語ではありませんが、「波」とい
う文字を入れて句を作らなければなりません。近くにある楽桟敷という史跡を
訪れ、句作に耽りました。時間は10時から11時半まで。あまり余裕はありませ
ん。天気が良かったので楽桟敷の隅っこに座り、苦しみながらも何とか一句を
ひねりだしました。
「楽桟敷」というのは、赤碕山の中腹に位置する赤碕神社の南西にすり鉢状の
地形があり、この自然の地形を利用して谷底の踊庭で奉納される「楽踊」「南
条踊」「芝居」などの観客席として、江戸時代より整備が始まり、明治期に完
成したものです。今で言えば野外音楽堂みたいなものでしょうか。春や秋の天
気の良い日にここでのんびりするといいのではないかと思いました。
さて、私も参加した当日句の結果ですが、家内が入賞し、私は残念な結果と
なりました。まあ、私が投稿句で受賞し、家内が当日句で受賞したので、何と
か良い結果で終わることが出来ました。次は11月2日に行われる豊北文化祭に
出品した俳句がどうなるか、期待と不安の数日を過ごすことになります。
楽桟敷波立つ中を歩く秋 多恵子
Rakusajiki namitatsu naka wo aruku aki
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